事故によって子供に先立たれた親や、愛する身近な人を失った残された者たちの苦悩が描かれた作品です。ジュノくん見たさに視聴しましたが、子供を持つ親として、胸に刺さるものが多く泣けてしまいました。
【作品情報】
原題:그냥 사랑하는 사이 (2018 JTBC)
脚本:ユ・ボラ
キャスト:
ジュノ(2PM)/ ウォンジナ 他
インタビュー記事:
Kstyle記事 ≫「ただ愛する仲」2PM ジュノ“メンバーがそれぞれのスタイルで応援してくれています”
視聴サイト:
U-NEXTで視聴(21年12月現在無料視聴可能です。)12年前に発生したショッピングモールでの事故で、奇跡的に救出され生き残ったガンドゥ(ジュノ(2PM))とムンス(ウォン・ジナ)。
事故で夢と家族を失ったガンドゥは、頼れる人もおらず、これまでただ苦痛に耐える毎日を生きてきた。
一方、ムンスは事故で妹が犠牲になり1人生き残ったという罪悪感と、妹の分まで生きなければいけないという重圧に苦しみながらもその痛みをひたすら隠しながら懸命に生きていた。
ある日、それぞれの人生を歩んでいた2人が偶然にも再び出会い、惹かれ合い、そして心の傷を癒し合っていく—。
交通事故や放火など、悲しいニュースを毎日目にしますが、まだ被害者が子どもだったりすると自分が親の立場で見てしまうので、とても心が痛みます。
もし自分の子供が事故に巻き込まれたら…わたしはどんな風にその先を生きていけるのだろうと考えると、このドラマでのヒロインの母親の言葉や夫に対する感情など、胸に刺さる部分が大きかったです。
「悲しみに暮れていても後ろ指を刺され、幸せに暮らしても後ろ指を刺される。子供に先立たれた母親は悪者だ。」というヒロイン母親のセリフには、深いものがありました。
同じジュノくんの出演作品に「記憶」というドラマがあるのですが、その作品も子供をひき逃げ事故で失った母親と父親がメインで出ています。
子供を失った数年後とはいえ、再婚し子供もでき新しい家族がいる夫と、それがどうしても理解できず、夫への怒りと深い悲しみの中で子供の面影をずっと追って生きている母親と…
今回のドラマでも、やはり母親と父親がぶつかって描かれているのですが、わたしもきっと2つのドラマに共通する母親のように、死ぬまでこうして悲しみの中にいることになるだろうと思いました。
それでも、生き残った子供に負担をかけるような行動を取るヒロインの母親の態度は、到底理解ができませんでしたけれど… ヒロインが可愛そう過ぎました…
なんだか重くなってしまいましたが、ドラマのストーリーで見ると、被害者家族がどんな悲しみと苦しみの中で生きているのか?がメインで描かれており、全体として暗いお話しです。
今回、そんな題材のドラマでジュノくんの演技も良かったです。
辛い過去、寂しい気持ちを持ちながらも誰にも頼れず生きてきた青年が、ヒロインに出会って心に温かい光が灯ったような演技。後半になるにつれて出るちょっとした笑顔(思いっきりは笑わない)や言葉の端々が、すごく良いなぁと思って見ていました。
初めて誰かを好きになり、自分も愛を受けて幸せそうな主人公が、幸せになっていいのかな?ってなんだか危なっかしくて切ない感じがキューン・・・じゃなくて、胸がキューっとする感じでした。
やっぱりジュノくん、いい俳優さんだなぁ。
とりわけイケメンというわけではないんだけれど、好きだなぁ。
そうそう、今回のドラマでの髪型、フワフワパーマ似合ってました。
韓国俳優さんて、ふわふわパーマ素敵だなって思う人が多いです。
「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」でのソガンジュン
「ドクター異邦人」でのイジョンソク
「D-DAY」でのキムヨングァン
これらのドラマはフワフワパーマビジュアルが最高にイケてる!と思うドラマです。
ジュノくんも、フワフワパーマ、似合ってた。 色白の美肌に似合うヘアスタイルなのかなぁ?
長くなりましたが…
最後に1点だけ言って終わりにします…
女優さんが… 満足できなかった…
小さくて、地味めなお顔立ちなのは、ヒロインのキャラクター上ぴったりだっただろうし、そこは気にしていないんです。
でも、なんだか悲しい顔や上目遣いのお顔が、悪どく見えてしまって仕方なかった…。
これは個人の戯言なので、流して下さい! ドラマは、良かったです!
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