子どもたちが傷つきながらも成長してく姿に感動をもらえます。こんな先生がいたらなぁって思える素敵なチョン先生です。
ゆれずに咲く花がどこにあろうか どんな美しい花も ゆれながら咲いたのだ ゆれながら茎をまっすぐ立てたのだ ゆれずに生きていく命がどこにあろうか 濡れずに咲く花がどこにあろうか どんな輝く花も 濡れながら咲いたのだ 風と雨に濡れながら花びら暖かく咲いたのだ 濡れずに生きていく命がどこにあろうか
【作品情報】
原題:학교 2013 (2013 KBS)
脚本:イ・ヒョンジュ / コ・ジョンウォン
キャスト:
イジョンソク/キムウビン/チャンナラ/チェダニエル/ 他
インタビュー記事:
Ksyle ≫「ゆれながら咲く花」イ・ジョンソク&キム・ウビン“ナムスンにとってのフンス、フンスにとってナムスンとは?”
Kstyle ≫「ゆれながら咲く花」チャン・ナラ先生とチェ・ダニエル先生にとって2年2組とは?
視聴先:
U-NEXTで視聴(21年12月現在無料視聴可能です。)あらすじ
スンリ高校の2年2組は、優等生と不良学生が混在する問題のクラス。生徒にはそれぞれの家庭事情や悩みがあり、担任のチョンは、そんな彼らと向き合い力になろうとするのだが…。韓国の教育現場を舞台にした心に響く感動の学園ドラマ。
ドラマの邦題 ゆれながら咲く花 は、劇中で文学の教師が生徒たちに贈る詩の題名です。(上に書いたのがその詩の内容です。)
この詩が、子供たちが傷ついたり悩んだりしながら成長していく(花開く) 状態にぴったり合って、とても良いです。
親友に怪我を負わせ、親友の夢を壊し将来を台無しにしたことをずっと引きずって生きているナムスン(イ・ジョンソク、親友はキム・ウビン)
父親の酒と暴力で、荒れるしかなく、クラスはもとより学校のお荷物であるジョンホ。
両親、兄弟が超一流大出身(ソウル大を指していると思います。)なことで、自分もそこに入ることしか選択肢のないハギョン
引きこもりで部屋から出られなくなった兄と、母親の過干渉の中で苦しむ優等生ミンギ。……etc
そんな生徒たちの手を離すまいと、生徒たちから疎まれようと、生徒に関わることを諦めないチョン先生(チャン・ナラ)には、いつも感動で泣かされました。
そして、チョン先生と同じ気持ちで教師になったのに、ある事件がきっかけで生徒と深く関わるのを避けるようになったカン先生(チェ・ダニエル)のもどかしさにも共感できました。
登場人物が背負うものが大きく、 毎話毎話ぐっとくる言葉に鼻をツーンとさせて見てしまう。。 何回見ても泣きます・・・笑
ジョンソクくん役どころ
昔不良少年で、親友の夢を壊すほどの大怪我を負わせたナムスン。
そのことで自らも人生を諦めているような役をジョンソク君が自然な感じで演じています。
親友と再会し再び傷つけ合いながらも、最後はお互いを必要とする場面は涙でした。男泣きするシーンはこちらもぐっとくるところがありました。
このドラマではあからさまはロマンスはなく、全体を通じて子供達を取り巻く厳しい現実、(韓国の厳しい受験戦争、親からの虐待や貧困など)に焦点を当ててストーリーが描かれており、取り上げられるお話ごとにメインとなる生徒が変わるのが特徴です。
一押しシーン
いくつも感動で泣かされた場面があるものの、ひとつあげるとすると、チョン先生がノートに書いている言葉『今はまだ 子供達の手を離すときではない』です。
見過ごす方が簡単で楽だけど、決して諦めず、生徒を気にかけてくれる先生。わたしも子供がいるので、こんな先生がいてくださったら。と思わずにいられない言葉でした。
また、冒頭で紹介した詩のように、韓国では日本より詩が日常に根付いていて、詩を嗜む風景がドラマの中でもよく描かれています。
実際ジョンソク君も、このドラマを通じて縁を結んだナテジュ詩人と詩集を出しています。詩集名は『すべてが君のせい』(ナテジュ詩人の作品から、ジョンソク君が好きな詩を選んでまとめた詩集)
今は閉店してしまったカフェ 89mansionの壁にも詩が書かれていましたので、ジョンソク君も詩が好きな一人なのだな。と思います。
普段は学園物はあまり見ないわたしですが(あまりにも昔のこと過ぎて 笑)、「ゆれながら咲く花」は心にささることの多い、感動的な学園ドラマです。
次々話題の作品が出てくる韓国ドラマ界の中でも、昔のドラマだと思わずにこういうドラマも見てほしい。と思える作品です。
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