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【妻の推し活】夫としてどう理解する?応援できない悩みと対処法

【妻の推し活】夫としてどう理解する?応援できない悩みと対処法

程度の差はありますが、妻が年下の男性アイドルにはまったことに複雑な気持ちを持つ夫も多いです。

最近妻がジャニーズグループにはまり、宿泊をともなう遠征を何度もしている…

夜は録りためていたテレビや配信に夢中で夫婦の時間がない…

自分のことは名前でも呼ばないのに若いアイドルを名前で読んで気持ちが悪い…

このように、金銭的な心配から年下の若いアイドルを推すことへの嫌悪感、そして嫉妬心。

妻の推し活を好意的に見られない理由は様々です。

SNSやコミュニティサイトでも、同じような悩みを抱える夫からの質問が数多く寄せられ「アイドルにはまる妻に悩む夫」という問題がいかに身近であるかを物語っています。

この記事では以下の順に絞ってお伝えしていきます

①夫側が推し活を好意的に見れない理由

②妻がアイドルの推し活にはまる理由

③今の状況を抜け出す対処法

夫が妻の推し活を応援できない理由

趣味の範囲と言われればそれまでだけど、それでもモヤモヤして推し活を許容できない…

ここからはなぜあなたが応援できないのか、掘り下げていきましょう。

置き去りにされたと感じる

  • 一緒に過ごす時間が減り、疎外感を抱くことがある
  • 推し活以外の話をしなかったり自分の話を聞かない

Aさん(45歳)

最近、妻が推し活にはまって、夫婦の時間が全然ないんだ。

夜はいつもアイドルの番組ばかり見て、話す機会も減ったし、レスも続いている。

家事に育児、仕事を持っているなら妻も夜しか自分の時間がありません。

子供が寝た後、見れていなかった動画を見たり推し活をするのは仕方のないこととも言えます。

あなたと会話するのが嫌でというより、そこしか時間がないからその時間になってしまうのです。

ですがあなたにしてみれば、一緒に会話したり、夫婦水入らずで晩酌をしたり、性生活もあれば望ましいですよね。

それができない不満から「妻の推し活を応援できない」という気持ちが芽生えてしまいます。

経済的な負担

  • グッズやCDをたくさん買う、新幹線や飛行機で地方のコンサートまで出かける

Bさん(35歳)

コンサートのために遠征費用やチケット代だけで毎月何万円も使ってるんだよ。

グッズだって新しいのが出るたびに全部揃えて、家の一部屋がアイドルグッズで埋め尽くされてる。

妻が主婦の場合、コンサートのチケット代に宿泊費・交通費やその他雑誌やCDの購入などあなたの稼いだお金から捻出することになります。

相談があるとはいえ、年に数回も大きな出費があるとモヤモヤしてしまうのも仕方ありません。

そのお金で家族旅行や将来の貯金などできると思うと、良い気持ちはしないでしょう。

仮に妻が働いていたとしても、すべてのお金を自分のために使うことは望ましくありません。

このように妻の推し活への出費は、あなたとの信頼関係を崩す可能性があり心から応援できないことにつながっています。

逆の立場だったら否定されるのに妻側だと何も言われない

  • 自分が同じように趣味にお金をかけたら文句を言われる
  • 自分が若い女性アイドルを推したら気持ち悪がるのに不公平

Cさん(50歳)

俺がもし同じように推し活にお金をかけたら、きっと妻に否定されるだろうに、妻がやってると何も言われないんだよ。

俺が好きな趣味に同じくらいお金を使ったら、無駄遣いだとか家計のことを考えてないとか言われるのにさ。

このような声も聞こえます。

ゴルフや仕事の後の飲み会など、夫の趣味や付き合いに気持ちよく送り出してくる妻ならここまで推し活に否定的にもならないでしょう。

ですが自分の推し活は平然とするのに夫の趣味には文句をつけるのは理にかなっていませんね。

また、自分が女性アイドルを推すと「気持ち悪い」と思われて不公平。という気持ちも理解できます。

が、これについては男性が若い女性をかわいいと推すのは「性的」な意味で見られることがあるのも事実です。

これはダブルスタンダードに起因しています。

ダブルスタンダードとは

社会には「同じことをしていても、男女で異なる基準が適用されること」があります。

男性だと許されて女性だと批判される。またはその逆といったケースです。

例)親が男の子供にだけ「男の子は泣いちゃだめよ」と叱り、女の子供が泣いてもおとがめなし

例)女性は家事育児ができて当然とされ、できなければ批判される、一方男性はできないのが当然でできれば称賛されるといった状態

こういった例を性別的「ダブルスタンダード」と呼びます。

純粋にアイドルの成長を応援している男性も多いとはいえ、男性が年下の女性アイドルの推し活をするのは、社会的にはまだまだ理解されない事実は受け入れざるを得ない問題です。

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妻がアイドルの推し活にはまる理由5つ

妻がアイドルの推し活にはまる理由とは?5つ紹介

次に、妻が年下のアイドルにはまる理由を解説します。

気分転換と幸せホルモンの生成

日常のストレスを解消するために、妻にとってアイドルは楽しみであり、癒しの存在です。

子育て、仕事、家のことで疲れた中、アイドルのパフォーマンスを見たりイベントに参加したりすることで、気分転換になります。

また、人は生理的に「美しいもの・かっこいい人・かわいいもの」を見ると癒やされるものです。

「きれいな景色」や「かっこいい車」「美しい女性」を見て良い気持ちになるのと同じです。(あなたの好きなものに置き換えて下さいね)

脳の生理的反応

きれいなもの・かわいいものを見ると人の脳にはいくつかのポジティブな反応が起こります。

・幸せホルモンの「ドーパミン」が出る

・ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが低下しリラックスした状態が促進される。

その他にも医学的に認められた生理反応があるため精神的な健康や幸福感の向上に寄与します

推しを成長させる喜び

アイドルの成長や努力の過程を見守ることができるのは、応援する側にとっても感動的な体験です。

アイドルが成功を収めるたびに、自分のことのように嬉しく感じます

youtubeをずっと見たり、CDを多くの枚数買うのはまさにこのため。

動画再生数やCDの売上を伸ばしアイドルが名声を手に入れることが喜びにつながります。

女性の持つ母性本能が子育て以外に発揮されている側面があります。

母親が子供を保護し支えるように、アイドルにも似たような感情が生まれます。

そこに恋愛感情はなく、純粋に「応援」という形で表現されているのです。

第三の居場所の形成

推し活を通じて、同じ趣味を持つ友達ができるのも大きな理由。

現実でのママ友達や職場の人とは違って「共通の好きなものを持つ人」との交流はとても楽しいものです。

ファン同士で情報を共有したり、遠くに住んでいる仲間とコンサートで会ったりと新しい人間関係を持つことで自分の居場所が増える。

サードプレイスの重要性は近年注目されています。

サードプレイスの重要性

家庭・仕事・学校

それ以外に自分の居場所が複数あると「自己肯定感」「幸福度」が増すと言われています。

月に1度の習い事、趣味でつながるSNSなど、家庭や仕事とは異なる自分らしくいられる場所はとても大切なものです。

サードプレイスの重要性については下のコラムを読んでみるとより深く理解できますよ☆

自分らしくいられる居場所を複数持つことがウェルビーイングを育む

ポジティブなエネルギー

若いアイドルからは、元気やポジティブなエネルギーをもらえることも多いです。

ストレスの軽減やリラックスといった「静」の効果だけでなく、「動」の効果:活力やモチベーションにつながります。

アイドルの努力や成功を見ることで、自分も頑張ろうという気持ちが湧いてきて、新しいことを始めたり苦手なことを克服しようとしたり。

ポジティブな行動の一例

K-popアイドルを応援して韓国語勉強を始めた

youtubeやブログなどで好きなことの発信をはじめた

こういった前向きな行動につながることも多いです

現状を脱却する対処法

ここまで、推し活を認められない夫の心情・推し活をする妻の心情をまとめてきました。

ここからは、推し活をする妻にどう対応すると良いかまとめたので読んでみて下さい。

自分の感情を認める

妻がアイドルを推すという行為に嫉妬心のような気持ちが芽生えるのは、妻を愛している証拠です。

妻に対して興味がなければそのような感情は芽生えないからです。

妻を愛する気持ちは誇れるものです。

まずは、自分の気持ちを否定せずに受け入れて下さい。

そして推し活のどの部分が嫌なのか、嫉妬を感じる理由を考え妻に話をするための準備をしておくといいでしょう。

推し活に対する不安な気持ちを正直に話す

嫉妬を感じる理由やその気持ちを素直に伝えることで、理解を深め合うことができるかもしれません。

夫婦間ではお互いの気持ちを尊重し合う姿勢が重要です。

また、もしかすると相手はあなたがそこまで深刻に悩んでいるとは思っていない可能性もあります。

一度自分の気持ちを正直に相手に伝えてみましょう。

相手の推し活を非難するのではなく、疎外感や寂しさを感じていることを話すことが大切ですよ。

君の楽しみを理解したいし、応援したいけど、夫婦としての時間も取り戻せたら嬉しいんだ。

コンサートは仕方ないけど、グッズの購入は少し控えてもらえないかな?置き場所もないし、しまいこんで使ってないものもたくさんあるよね?

妻の推し活に自分も参加してみる

【妻の推し活】夫としてどう理解する?応援できない悩みと対処法 一緒に参加

妻の趣味を理解し、共感することで、彼女の喜びを共有できます。

一緒にイベントやライブに参加することで、新たな共通の話題が増え夫婦の絆も深まります

あまり興味が持てない場合でも、参加してみると案外楽しくて夫婦ではまってしまった。というケースも多いです。

遠征までは難しいかもしれませんが、近場でのコンサートに一緒に参加してみるのもおすすめです。

あなたが参加することで推し活の楽しみもより大きくなり、感謝されることも期待できます。

自分の趣味や活動を見つける

妻の推し活にまったく興味が持てない・参加してみる気持ちもない。という方もいるでしょう。

そのような場合は自分自身も新しい趣味や活動を見つけることで、妻の推し活に対する嫉妬心を和らげることができるかもしれません。

自分自身の時間を楽しむことで、推し活を楽しむ気持ちを理解できる可能性もあります。

何か夢中になるものを持っている人はきらきら眩しく見えるものです。

趣味が何もなく妻の推しに嫉妬するような夫より、スポーツを楽しんだり資格の勉強をしたりと何かに専念している夫のほうが素敵に見えるのではないでしょうか。

若いアイドルに嫉妬するなら、筋トレをしてみるなど自分磨きをしてみるのもいいかもしれません。

おわりに

見てきた通り、「推し活」は妻自身の幸せや充実感につながる大切な趣味です。

過剰な応援(子育てが疎かになる、家計に響くような出費)でない限り、そっと見守るのも一つの手です。

推し活に理解を示さず否定的でいることで、夫婦仲に問題が起きてしまうこともあります。

好きなものを否定され不機嫌でいる妻より、楽しみを見つけて元気でニコニコしている方が自分にも子供にも良いのではないでしょうか?

最近は夫婦でアイドルのコンサートに出かけるというケースも多いようです。

推し活は健全なものであること

アイドルを推すことと恋愛感情は別なこと

この2つを理解し、心穏やかに妻の推し活を応援できたらいいですね。

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