ここまで色っぽいジング君は初めて見たよ!
【作品情報】
原題:왕이 된 남자 (2019 tvN )
脚本:キム・ソンドク/シン・ハウン
キャスト:
ヨジング/イセヨン/キムサンギョン/チャングァン 他
インタビュー記事:
韓流まつり ≫ヨジングインタビュー「本作で色気が増したと話題ですが、ご自身では何か心境の変化があったのでしょうか?」
anemo ヨジングスペシャルインタビュー ≫正義感にあふれた道化師ハソンと狂気の王イ・ホンの一人二役を演じた時代劇の申し子 ヨ・ジングのオフィシャルインタビュー
視聴サイト:
U-NEXTで視聴(22年3月現在無料で視聴可能) (22年3月現在)amazon prime videoでも見られます。あらすじ
朝鮮王朝時代、道化師のハソンは妹たちと芸を披露しながら全国を旅しており、漢陽で王のイ・ホンを揶揄する芸を見せる。その場に居合わせた王の側近イ・ギュはハソンの芸を止めさせようとするが、仮面をとったハソンの姿を見て思わず息をのむ。ハソンは王に瓜二つの顔立ちをしていたのだ。イ・ギュはハソンに王の影武者をさせるため、宮廷に連れてくる。宮中に渦巻く陰謀から、一度は宮廷を逃げ出すハソンだが…。
ヨジング君の演技力よ…
まだ若いのに、演技に厚みがあって、全く異なる二人(それも王と道化師)の一人二役を完璧に演じきっていました。
わたしがヨジング君の作品を見るポイントって、見た目や華やかさよりも、演技の安定感や、ヨジング君の演技力によって作られるドラマの面白さなのですが、やっぱりこのドラマも裏切らなかったです。
役どころ
今回は、王と、その身代わりとなる王にそっくりな道化師という一人二役です。
手のつけられない暴君、まわりも困り果て、王妃からの愛も得られない王の役では、荒々しく乱暴な演技を見事に演じていました。
王が持つ乱暴さの裏には、王であることへの孤独、愛への飢えがあるのですが、そのような哀愁のようなものも感じさせていました。
この王がただ嫌なやつとは思えない、同情の気持ちも沸かせる、そんな王の姿を見事に演じていました。
一方の道化師としての王(ヘソン)の役では、はじめはおどおどしていた道化師が立派に王の務めを果たし、立ち居振る舞いから、発する言葉、態度まで威風堂々たる姿を見せるようになっていく姿は見ていてすがすがしいものがありました。
まわりの側近達が、心優しいヘソンに心を通わせ、王の影武者としてではなく一人の人間として尊重し、彼を助けていくようすには胸がジーンときました。
一押しシーン
ヘソンの王としての、優しさあふれる言葉など、記憶に残るものも多いのですが、あえて一つ上げるとしたら、本物の王(暴君の方)の入浴シーンで見せる、ヨジング君の色っぽい姿でしょう。
うつろのな表情でキセルを吸うこのシーンは、わたしも衝撃でした。
また、王妃の愛を受けようと荒々しく王妃に迫るシーンも、今まで見たことのないような色気を感じるジング君でした。
ところで、ロマンスに割と重きを置いている歴史ドラマですが、わたしは王妃とのロマンスの方はいまいち はまれなかったです。
単に相手の女優さんの好みの問題…と、ロマンス云々より、それ以外のストーリーの方がスリリングで面白かったので、ロマンス部分はもっと軽くて良かったなっていう感想です。(実際、ちょっと早送りで見た部分もあります。)
特に、最後のシーンでヘソンが2年ぶりに王妃のもとに戻ってくるっていう設定が、2年ってちょっと長すぎない?と、思ってしまいました。
それを抜いても、もともとの意外性のあるストーリーの面白さ、いつばれるのか、ばれないのか?という
スリリングな展開、ヘソン王が見せる周囲への優しさ、ギュとの関係。
見ごたえが十分なドラマでした。
◎イ・ビョンホンさん主演の「映画:王になった男」の感想
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